こんにちは。 sinyです。
社会人1年目からIT業界にいるのですが、以前ふとしたことから法律に興味を抱き
司法書士を目指して勉強していた時期があります。
平日は、定時帰宅後に平均7時間、週末ともなると長い時は16時間受験勉強に充てていました。
ほんと、この手の受験生は地獄ですよ・・・
普通の人は、このくらいやってようやく合格圏内に入れるかどうかっていう世界です。
3年目の受験で手ごたえがあり合格できたと思ったのですが、あと数点足りず不合格。
結局それで受験から足を洗ったのですが、この経験からいろんなことを学びました。
さて、今日は不動産に関する意外に多くの人が知らなそうなネタをご紹介します。
住所の書き方間違えてませんか?
普段郵便物を出すときに何気なく書いている住所。
実は、かなりの確率で間違った書き方をしている。
例えばこんな感じ。
どこが違うかわかりますか?
一見正しいように見えますが、正しい書き方は・・・
「XX丁目」までが固有名詞で、その後に続く「17番4号」が住所番号なわけです。
固有名詞は「漢字で書く」というのが正式のようです。
住所番号は、区画された街区にある建物の場所を特定するため に付されたもので、番、号
は数字で書きます。
「XX丁目」のところをきちんと漢字で書く人は、司法書士か、不動産関連の職業である可
能性がかなり高いと思います。
あと、住所と混同しがちなものに「地番」というものがありますが、これは土地の権利範囲
を特定するための番号で住所とは全く違うんですね。
見た目は数字がつらつら書いてあるので同じように見えますが、同じ建物でも地番と住所では全く違う番号がつけられています。
登記所に行って不動産登記をする場合に申請書に書く住所欄には「住所」ではなく
「地番」を正しく書かないと登記不受理でつき返されます。
なぜ「地番」を書かないといけないかというと、そもそも登記とは権利関係の変動を公示するものだからです。
建物の場所を特定するためではないからなんですね。
ちなみに、「住所」は皇居を中心に番号がふられているそうですよ。