DX(デジタルインフォーメーション)とデザイン思考まとめ

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こんにちわ。sinyです。

最近、職場では新規サービス創出が命題となっており、様々な新しい取り組みにチャレンジし始めています。
全く経験がない領域なので大変ですが、新しいことばかりで新鮮ですね!

そんな中で、「デザイン思考」というものを初めて知りましたので、整理も兼ねてポイントを記事にまとめてみました。

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?

まず、DX(デジタルトランスフォーメーション)について簡単に。

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、デジタル技術を用いたイノベーションのことを総称した言葉です。

具体的には、

・センサーからデータを集めるIOT
・膨大なデータを集積したビックデータ
・集めたデータを分析するAI

これらすべてを一体化してデジタル化することによって、デジタルとは無縁だったアナログの領域において、アナログをデジタル化することでビジネス価値を高めることだと理解しています。

DXを推進していくには、これまでアナログな手法や環境で行っている仕事をリストアップしていく
という部分から始める必要があると思います。

 

デザイン思考とは?

デザインとは「仕組み」であり、
デザイン思考とは「課題の発見や解決の枠組み」のことを意味しています。

デザイン思考には大きく2つのコンセプトがあります。

 

①人間中心デザイン(HCD)
  ※早く作る、簡単に作る、繰り返し作る

②クイックプロセス
  ※とにかく早くプロセスを回していくこと。

 

デザイン思考を活用したプロセスの考え方

簡単ですが、デザイン思考を活用する際のポイントを図にまとめました。

 

デザイン思考の5プロセス

デザイン思考には以下の5プロセスがあります。

共感

ユーザの課題を解決するためにデザインするには、彼らが誰、どんなことを重視しているのかといったことを理解する必要がある。

 

・効果的なイノベーションを起こすにはユーザーの理解と彼らに関心を持つことが重要。
・人々の言動や周囲の環境に対する反応を観察する。
・ユーザと直接関わる。

ユーザと直接かかわることで我々が気づいていないこと、時にはユーザ自身が気づいていないような価値ある情報が明らかになることがある。

 

問題定義

正しい問題設定こそが、正しい解決策を生み出す唯一の方法である。

 

・デザイン思考における問題定義は、デザインに一貫性をもたらし焦点を絞り込むこと。
・共感から得られた情報を元に取り組んでいる課題を定義する。
・問題定義段階のゴールは、意味があり行動を起こせる問題定義文をつくること。
・問題定義文は特定のユーザーの潜在的な欲求やニーズを導く内容でなければならない。
・焦点を絞ることによりアイデアを創造する際により良質な解決策を生み出す傾向がある。

 

問題定義から次の段階「創造」へつなげるには、問題定義文から出てきたトピックに対する
リスト「○○してはどうか?」を作るとよい。

 

創造

創造とは、アイデア創出に焦点を置いたデザインプロセスの1段階目である。

・創造は正しいアイデアを見つけるためではなく、可能性を最大限に広げるために行う。
・問題を特定する段階からユーザーの解決策を作成する段階へ移行するために創造を行う。
・創造行為によってプロトタイプをつくるための燃料と材料を手に入れる。
・ユーザーに対して革新的な解決策を提供できるようになる。
・予想外の探求領域を見つける。
・ありきたりな解決策の枠組みを超えて、革新可能性を増加させるステップ

創造のポイントとしては、

・意識と無意識、想像力に基づく合理的思考を結合すること
・実際に作ってみること(プロトタイピング自体が創造行為のポイントになり得る)
・1つではなく複数

 

プロトタイプ

最終的な解決策に近づく質問に答えるために、繰り返し加工品を生成する段階です。
考えるために作り、学ぶために試す。

・プロトタイプは、ユーザーが対話できるものであれば何でもよい。
・初期段階は低品質で良いので、とにかく素早く、低コストでつくる。
・早く、安く失敗を経験する。
・1つのプロトタイプに時間をかけない。
・ユーザ目線で考えてプロトタイプを作る。
・ユーザーが最も自然で正直なフィードバックを返す方法を注意深く考える。

 

テスト

 

テストは、自分の解決策とユーザーについて学ぶための機会です。

・ユーザーが生活している実際の環境の中で、テストできることが理想。
 (時間、場所によっても状況は異なる)
・テストを実際の状況で行えない場合は、より現実的な状の中でプロトタイプを試す。
・最初からすべてを説明せず、ユーザーがプロトタイプを解釈する時間を与える。
・ユーザがプロトタイプをどう使うか、どう扱いどんな反応をみせるか観察する。
・複数のプロトタイプを試す。

 

上記5つのプロセスを何度も繰り返し、独自のプロセスを磨いていくことが重要。

 

 

DXが失敗するパターンとは?

 

AIの画像認識技術を使って自社倉庫の
在庫状況を自動管理しましょう!

 

それはよさそうですね!
助かります!

 

PoCの結果いい精度がでました!

実装フェーズに移りましょう!

倉庫の在庫状況ははわかったけど、

結局どれだけ在庫が必要かわからない…
このシステムがあっても意味がないのでは…

 

このように、DXありきで真の経営課題にフォーカスできていない場合、Poc止まりで
実際のビジネスへの活用に至らないケースが多くみられるようです。

デザイン思考を取り入れたDXの推進に必要なものは?

 

デザイン思考を取り入れたDXの推進には以下のようなポイントがあります。

・イノベーションを起こす人材とそれを支える企業風土が必要。
・一方だけではだめて、経営マネージメント層にコミットしてイノベーションを起こす
 企業風土(文化)を作っていくことが必要。

 

まとめ

 

デザイン思考とは・・・
・人間中心デザイン(本当に必要なモノ、コトをデザインする)
・クイックプロセス(素早く、小さく、たくさん繰り返し失敗する)
DXを推進していくには・・・
・デザイン思考を活用すべき。
・イノベーションを起こす人材+それを支える文化が必要。

 

 

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